長命草(ボタンボウフウ)   長寿の薬草

長命草はセリ科の常緑多年草で、昔から長寿の薬草として親しまれています。体の酸化を防いだり、高血圧や動脈硬化などにも効果があるといわれ、神事の際の料理にも欠かせないのだそう。一般には刺身のつまとして添えられたり、牛汁などの薬味として散らしたりします。肉や魚の毒消しにもなり、使い方としてはパセリのようなハーブなのですね。

浜に散歩に行ったときに探してみると、海岸沿いの岩がちな土地に、雑草のように自生していました。でもでも、葉には強い苦みがあって、そのままでは少ししかいただけません。昔から乾燥させてお茶としても飲んでいたと知り、さっそく試してみると…。苦みがいい香りのすっきりした味わいに変わり、想像以上においしくてびっくり!すっかりお気に入りのお茶になってしまいました。

葉を取った株の根元をベランダの鉢に挿しておいたところ、一週間ほどで芽が出て若葉も次々と…。確かにとても生命力の強い野草です。それからというもの、民家の庭先などにもよく植えられているのに気がつくようになりました。この長命草、沖縄だけのものではなく、全国の海岸線沿いでもみられるのだそう。近くの海岸に行ったら、探してみてはいかがでしょうか?

このページのTOPへ

次のページ


←マエサトビーチの近く、多田浜では、小さな御嶽のある岩場のまわりにたくさん生えていました。やはり“神の草”なのでしょうか。
↑鉢に挿し木した株から、一週間ほどで伸びてきた若葉。根もついていなかったのに。、ものすごい生命力!
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送