Wild Plants
ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ

野に咲くユリの花…といった風情ですが、これは自然農法の農園、ホッカロー・ファームのヤブカンゾウ。

内地では林のきわや田んぼのあぜ、畑の脇などに生えていて、一重の花がノカンゾウ、八重をヤブカンゾウといいます。
新芽やつぼみを食する薬草で、中国では別名「忘憂草」、
憂いを忘れることができる花なのだそう(これにちなみ、万葉集ではワスレグサといいます)。

また、この花のつぼみを蒸して乾燥させたものが、中国料理でよく使われる乾物「金針菜」。
金針菜も別名健脳菜とか安神菜とか言われ、精神を安定させ憂いを忘れさせてくれる…といわれています。

「でもね、この咲いた花もおいしいんですよ」とYさん。翌日は咲かない一日花と聞き、つませていただくことに…。
Yさんに教えていただいたとおり、さっとゆがいて水を切り、冷やして酢の物にしてみました。

えっ、これが花なの? っと思うくらい、しゃきしゃきした食感が意外。
くせがまったくなく、ほのかな甘みがあります。鮮やかなオレンジ色で、食卓も華やかに。

石垣の強い日差しをさんさんと浴びて咲くヤブカンゾウ。
見て美しく、食べておいしく、いやなことも忘れさせてくれるなんて、すばらしい花ですね。


ヤブカンゾウの酢の物

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