ナバ  石垣の食べるきのこ

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南の島で“きのことり”なんて、聞いたことあります? 私も西垣先生に実物を見せてもらうまでは、想像もしていませんでした。

このきのこ、こちらでは「ナバ」と呼び、正式な名前は先生も不明。たまたま蝶の食草をとりに入った(先生の本業は養蝶園)川平の山の中に生えていたそう。一年でも梅雨の時期にしかとれず、石垣島で食べるのはこのきのこだけといいます。内地ときのこのシーズンが違うのもおもしろいところ。

「ぼくも何十年ぶりかにみつけたよー。子供のころはよくとりにいったな。たくさんとれると喜んで、こおどりしたもんさあ」

なるほど、石垣のマイタケなんですね。特徴は弾力のあるつよい軸。手で折ってみても、ポキッと折れずにしなるようなら本物。でも、生えているのは道もない山の中、しろうとではとてもとても入れません。

さっそく先生が作ってくれたナバ汁をいただいてみると…。味はマイタケとシメジのあいのこみたい。くせがなく上品な風味で、本当においしい!またそのあとのおじやも、きのこの風味がごはんに行き渡って美味でした。
 
分けていただいたナバも、どうやって食べようかと迷いましたが、ナバ本来の味を楽しみたかったので、シンプルなおつゆ仕立てに。
いつかは自分でもとってみたいと、夢をふくらませています。

↑かたい軸は細く裂き、かさは食べやすい大きさにわけて。これは先生が作ってくれたナバおじや。


↑昆布のだしで煮て、しょうゆ、みりんを少しだけ…。おいしくていくらでも食べられちゃう。

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