モズクは養殖が有名なようですが、ここ石垣では天然のモズクが豊富に採れます。特にたくさん採れるのが西部の名蔵湾。最盛期にはまるで雑草のように砂地を埋めて、広いモズク畑になります。 採りやすいのは大潮の干潮時で、すねから腰くらいまでの潮位のところ。腰の深さのところまで行けば、大きなモズクが採れ放題です。島の人たちは箱めがねを使って採っていますが、うちはマスクとスノーケルで。またモズク採りには発泡スチロールの箱が便利。島の人の真似をして使ってみたら、軽いしよく浮くスグレモノです。 ただ、大きいものほど砂ぼこりが付着しているので、採るときにできるだけ振り落とし、浜に上がってからも海水でよくこすり洗いをします。これが意外と手間のかかる作業なんです。 最初は喜んでどんどん採っていましたが、だんだん後の始末のことを考え、洗うのがラクなものだけを選んで採るように…。でもいったんきれいにしてしまえば調理は簡単。生のモズクを三杯酢で味付けするだけでおいしいし、天ぷらもいけますね。

名蔵湾

水中ではこんな感じ。砂地なのでけっこうにごります。

水草といっしょに生えていることが多いです。

小一時間でこれだけ採れました！

おばあの水陸両用台車。ブイを車輪にしているので、海では浮き、陸ではコロコロとひけます。モズクは重いので、これはグッドアイデア！