アーサ

春いちばんを告げる海藻がアーサです。まだ風が冷たい二月の中頃から、浜はいちめん芽吹いたアーサでおおわれます。

雑木林の地面に草花が芽吹くのとおなじで、いわば浜の“スプリング・エフェメラル”。岩にびっしりとついているので、どこから採ればいいのか途方に暮れてしまいます。

ここはやっぱり聞くのがいちばん。近くで採っていたおかあさんにたずねると、「岩にはりついているのは砂がついてて大変よ。水につかっているのを採りなさいよ」とのこと。

多少の砂は後で洗えばいいやと思ったら…確かに洗うのが一苦労! 採るのは簡単だけど、食べられるようきれいにするのに手間がかかります。

でも、そのかいあって、天然のアーサのおいしさといったら! 冷凍しておけば、すまし汁にぽんと入れるだけでアーサ汁の出来上がり。磯の香りがご馳走です。

↑マエザトビーチ。潮が引くと、いちめんアーサの新緑に染まります。砂がつかないように採るのがコツ。

マエザトビーチ

←アーサ汁。ゆし豆腐(型に入れて固める前の豆腐。絹ごしのようで柔らかい)も入れると美味しいです。

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